重い車を動かすための大出力化なのだそこで重い車を高性能にするには、当然エンジンの余力が必要である。その欲望の結果が、22と同じボディなのに42エンジンまでエスカレートした。一体どのあたりがクラウンに適したエンジンなのかも興味があるだろう。明らかにこのボディで2″では力不足なので苦肉の策として小型ナンバーの要求に応えトヨタはターボほど手がかからないスーパーチャージを開発した。ところがその後税制が変わって2.5〃、3〃でも負担が軽くなったので、国際的に見ると自然吸気の2.5″がこのクラスに最低限必要なエンジンということになる。エンジン・パワー・アップは日本流の瞬発力のためクラウンに限らず、高級車に乗りたい人は運転も悠々としていたい。そのために値段が高いのは構わない、という気分である。ところが、ヨーロッパ車では最高速やクルージング・スピードを上げるためにエンジンを大きくするが、クラウンの場合はどちらかといえば街の中の低速でも、坂道でも苦労せずにトップで加速したいためにエンジンが大きくなった。日本で出せるスピードではせいぜい瞬間的に150m/hぐらいのものだから、その余裕パワーは粘りと、加速感に向けられ、それで日本のユーザーは満足している。明らかに、これがヨーロッパの高性能セダンや、トヨタ車の中でもセルシオの持つ性格との違いである。自家用車乗ってますか?←乗らなくなったらこちらへ。

DY085_L